センターについて

ヘルスケアセンターについてご紹介

部門紹介

事務部

【業務1係】
事務部業務1係は、職員、臨時職員、パート職員あわせて31名で、熊本市の学校検診(学童尿検査、学童心臓検診、学童結核検診、小児生活習慣病予防検診、脊柱側弯症検診)と熊本市の住民検診では、ヘルスケアセンターの検診車による地域巡回の集団検診業務(結核・肺がん検診、胃がん検診、大腸がん検診)や会員医療機関における検診(乳がん検診、子宮がん検診、特定健診、大腸がん個別検診、胃内視鏡検診等)の事務を担当しています。一次検診から精密検査、精密検査受診勧奨まで、会員医療機関や熊本市と連携を取りながら職員一人一人が児童・生徒および市民の健康と、がん等の病気の早期発見を念頭に、日々業務に励んでおります。

【業務2係(施設内健診)】
業務2係は、現在職員9名、パート職員・派遣社員8名在籍し、ヘルスケアセンター内で行う健康診断の予約、窓口業務、案内・結果発送、請求等を担当しています。
施設内の主な利用者は、職場等の従業員やそのご家族で、労働安全衛生法に基づく各種定期健康診断・健康保険組合や共済組合の補助を利用しての生活習慣病予防健診や人間ドック、また、会員の先生方や医療機関の従業員の方の健康診断等も実施しています。
現在、施設内では1日あたり人間ドック15名、生活習慣病健診45名、定期健康診断は午前午後を合わせて50名程を受け入れています。
2020年度に流行した新型コロナ肺炎における緊急事態宣言発令時には、すべての健康診断を中止とし、受診者には大変なご迷惑をおかけすることもありましたが、再開に向けて検温や健康チェック、換気、消毒などを徹底して行い、全職員一丸となり感染防止対策に取り組みました。
当センターは、限られたスペースではありますが、いつでも快適な受診ができるよう、お一人お一人に丁寧な対応をこころがけ、健康管理・健康増進のため受診者のニーズにあったコースやオプション等のアドバイスを行い、より充実した内容となるようきめ細やかなサービスの提供に日々努めています。

【業務2係(出張健診)】
出張健診とは50名以上の事業所に訪問し、事業所内で健康診断を行う事業です。従業員の健康診断を短時間で大人数終わらせることができるという大きなメリットがあり、主に職場を離れる事が出来ない事業所(医療関係・学校・老健施設・工場等)のご依頼が多く、昨今ではホームページや紹介による問い合わせも多く需要は年々高くなる一方であります。事業所の担当者とのスケジュール調整・健診会場の下見・打ち合わせを何度も行い実施いたします。健診の内容も事業所からの様々な要望にできる限りお応えしております。法定健診、雇用時健診、夜勤者健診、全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入している一般健診、有機溶剤健診等を行っています。また、平成23年より熊本県歯科医師会の依頼により県内の歯科医療機関(会員の先生、家族、従業員)の健康診断を熊本県地区医師会立共同利用施設として(熊本市医師会・菊池郡市医師会・天草郡市医師会・八代市医師会)行っており大変好評をいただいております。
現在、年間出動回数は約160回、年間実施人数は約18,000人の健康診断を実施しています。医師・看護師・放射線技師・検査技師・事務スタッフ併せて総勢20数名バスに乗り移動しております、小さな移動式診療所のような感じです。朝早くから出発しますので眠いながらも和気合い合いと力を合わせチームワークで働いております。終わった後の達成感は大きく、他の健診では味わえないやりがいを感じる事ができる事業だと思っております。

健診部[看護部門]

保健看護部は現在、常勤保健師6名・看護師1名、非常勤看護師15名・助手2名の計24名で業務を行っています。
令和2年度おいては事業所健診・人間ドック・学校検診精密検査・特定保健指導等、年間4万名を超える受診者の健診業務を実施しています。健診実施にあたりましては、検診班・読影・検査・診察等多くの先生方には多大な御協力をいただき大変感謝しております。
主な業務内容は保健指導、血圧測定時の健康相談、採血、内視鏡検査・胃透視・婦人科検診・診察介助等です。その中で日々、対象の方に寄り添い、真心をもった看護サービスを提供するよう心がけています。
健診後は保健師を中心に、受診者の方への結果報告書や精密検査や要医療の紹介状の作成管理を通し、医療機関との連携を行います。
また熊本市の住民検診においては、各がん検診の精密検査未受診者の受診勧奨を積極的に行い各検診において例年90%以上の精検受診率の維持に努めています。
社会の健康問題は様々に変化していき、企業も健康経営を求められるなか、学童から高齢者まで幅広い年代の方の、健康の維持増進をめざし、疾病予防・早期発見・早期治療に勤め、精度の高い健診(検診)を提供していきたいと思います。

健診部[検査部門]

臨床検査技師は、現在職員4名、常勤パート1名、非常勤パート16名で健診業務を行っております。非常勤パートを多数採用することにより所内健診はもとより、所外健診の健診者数に対応した適切なスタッフの配置が可能となりました。また近年の乳がん罹患数の増加に伴い、乳房超音波検査依頼が増え(2010年度696件、2020年度1376件)これに対応するために超音波装置を3台から4台に増設し、全の機種において、しこりの硬さを画像化するエラストグラフィーを装備し精度の向上を図っております。その他、所外健診での尿検査は、従来目視にて行ってきましたが技師間差や照明のなどの環境の影響受けないようポータブルタイプの尿自動分析装置を導入(2019年度)し正確なデータが提供できるよう心がけています。
これからも、各検査等で緊急を要する所見を認めた場合、早急に診察医に報告するなど、スタッフの知識向上と、日頃から職員、パート間で受診者様のデータの共有を行う事によって、よりいっそう質の高い健診に努めてまいります。

健診部[放射線部門]

ヘルスケアセンターの放射線部門は5名の診療放射線技師(うち1人は事務部の管理職と兼任)と2名のパート職員で業務をおこなっています。所内にはX線撮影装置が1台、X線透視装置が2台の他、乳房撮影装置・骨密度測定器・移動式のポータブル撮影装置があります。また、検診車は胸部X線車3台、胃部X線車1台で住民検診や事業所健診をおこなっています。
平均年齢が他部署を大きく引き離してダントツで高齢となっており、3人寄れば身体の痛みや不調の話になってしまいますが、気持ちはいつまでも若々しく仕事に励んでおります。
最近のトピックスとして、今年令和3年2月に胃部検診車をデジタルに更新して遅まきながらようやく完全フィルムレス化を果たすことができました。(一昔前の放射線科エリアの定番、自動現像機の音とニオイからやっと解放されました)