学校検尿は昭和48年の学校保健法施行規則の改正がなされ、昭和49年から全国的に実施されており、熊本では市の委託事業として熊本市医師会ヘルスケアセンターが市内の幼稚園・小学校・中学校・高校の児童生徒を対象に実施しております。(蛋白・糖・潜血)熊本市医師会では、2回の検尿で陽性となった児童生徒に対し、血液検査を含む3次精密検査まで検診体制に組み込まれているのが特徴です。また、1次・2次・3次とも医師会1施設での実施の為、検査の精度に施設間差がなく実施がなされております。
また、一次もしくは二次検査で尿糖(+)陽性者となった者は、尿糖精密検査の対象となり、ヘルスケアセンターで糖負荷試験を実施します。専門医の診察及び、陽性者コードにより、過去の既往歴を検索し検診班の委員で熊大病院の専門医がその結果を総合的に診断します。糖尿病、糖尿病境界型、腎性糖尿、異常なし等判定し、糖尿病、糖尿病境界型等の者は、熊大病院で管理していただきます。腎性糖尿は、かかりつけにて経過を観ていただきます。
熊本市立の幼稚園、小学校、中学校、高校