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事務長の湯沸室

プラスチックの面倒くささ②

 今日、6/6はD-デイ。ノルマンディ上陸作戦(正式作戦名:ネプチューン作戦)の日です。
何人かに教えましたが誰一人反応することなくスルーされました。今日も元気です。
・プラスチックの面倒くささ、の続きです。 
 発泡スチロールはスチロール樹脂のビーズを発泡させて作ります。発明したのはドイツのBASF社です。中学の頃このメーカをバスフ、って呼んでまして、カセットテープが安くって仲間内で流行ってたのを憶えています(正しくは、ビーエーエスエフです当たり前ですね)。
洗剤不要のスポンジ(激落ちくん)の正体は、この会社製造のメラミンフォームです。
 スチロール用接着剤を塗ると溶け出します。同じスチロールのプラモデルでも実際は表面が僅かに溶けて接着するので同じ理屈なんですが、こちらの成分は98%が空気で残りの2%が樹脂、という薄っすい構造ですから耐えきれなくてシュルシュルって溶けるのです。
柑橘類の皮から採れるリモネンという精油成分の分子構造が似ているので、レモン汁で溶けます。ガソリン・灯油・シンナー(PS用接着剤の溶剤)・アルコールにも弱いのです。
 油が弱点ですが、カップ麺やテイクアウト用のボゥルなどは発泡スチロールでできてますね。入れるかどうかいつも悩む(調味油)や、(スープの素)にも“油”が含まれていますが、動植物由来の(油脂)には大丈夫なんです。
しかし例外もあります。オメガ3が豊富だって有名なアマニ油や、エゴマ油では溶けます。ワラ納豆は上等すぎて手が出なくて、スチロール容器の納豆を食べようとアマニ油をふりかけるとベタッと溶けますから気をつけましょう。
 基本、発泡スチロールは無色透明です。でも多孔質(発泡してるから)構造のため光が乱反射して(白く)見えます。なんか残念ですね。
ポリ塩化ビニル(PV)・・ポリエチレン(PE)・ポリプロピレン(PP)って?は明日のこころだぁ!
第5回はここまで(ww)。礼!(06/06/2023)

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